3.アマチュア無線の楽しみ方


 アマチュア無線にはいろいろな楽しみ方がありますが、みなさんはそれぞれのスタイル でアマチュア無線を楽しんでおられます。主な楽しみ方を次にあげてみます。

ラグチュー

 ラグチューは、ローカル局(自分の地域の局)などの無線を通じて知り合った友人とい ろいろなおしゃべりをすることです。ラグチューで四方山話に花を咲かせるのもアマチュ ア無線の楽しみのひとつです。

モービル無線

 自動車にトランシーバを取り付けてアマチュア無線を楽しむのをモービルといい多くの 方々が運用しています。144MHz, 430MHz帯のFMでの運用が多く、自動車どうしや 自動車と固定局とが交信を行っています。これらの交信範囲はその地域近辺に限られます。 またHFのトランシーバを自動車に取り付けて全国のまたは海外の無線局と交信されてい る方々もいます。(注)くれぐれも安全運転に注意を払うようにして下さい。

フィールド運用

 フィールド運用はシャック(無線をする部屋)を飛び出して野外でアマチュア無線の運 用をすることです。グループなどでキャンプとかに出かけてそこで運用したり、山の上へ 登って144MHz 帯などで遠くの局と交信をしたりします。バーベキューなどの無線以外 のこともいっしょに楽しむことができます。

QSLカード

QSLカードの例  アマチュア無線では交信をした局とお互いの交信を証明するためにQSLカード(交信 証明書)を交換しています。QSLカードには、交信した相手局のコールサイン、交信年 月日、時刻、周波数、電波形式、信号強度などの必要事項が記入されています。QSL カードのデザインは各局の特徴がでていて見るだけでも楽しいものです。


アワード

アワードの賞状の例  QSLカードを集めて、それぞれのアワードの条件を満たしたら申請をします。そうす るとアワードが発行され賞状が送られてきます。アワードによってはQSLカードがいら ないものもあります。
 アワードにはやさしいものから世界的に難しいものまでたくさんの種類があります。例 えば、JARLから発行されている「JCC−100」は、日本国内の100の市からQ SLカードを各1枚ずつ得るものです。アワードを収集するのも楽しみの一つです。

コンテスト

コンテストの賞状の例  コンテストは、一定時間内(数時間〜数日)にどれだけの数の局と交信できるかを競う 競技です。局数の他にマルチ(県、市、国、地域等)を加えています。局数とマルチを掛 けたものが得点になるものが多いようです。
 コンテストには国内のもの世界的規模のものなどがたくさん開催されています。  コンテストではたくさんの局とQSOができ、またログを提出すると自分のコールサイ ンが雑誌にのり、上位に入賞すると賞状がもらえます。


海外交信

 海外にもたくさんのアマチュア無線家がいて交信できます。アマチュア無線の共通語は 英語ですが片言の英語でも通じるものです。海外にも日本語を話せる方もおられますし、 また海外に在住の日本人もおられますので日本語で交信できることもときどきあります。

その他

 モールス符号による電信(CW)、SSTVの画像通信、RTTY(ラジオ・テレタイ プ)、PSK31、アマチュア衛星による衛星通信、その他いろいろあります。


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