秋祭−八幡祭 例祭10月9・10日

 高山の秋祭と呼ばれる八幡祭は、仁徳天皇65年に、2面4手4足の両面宿儺(りょうめんすくな)という怪人を難波根子武振熊(なにはねこたけふるくま)に命じて征伐させた際、戦勝祈願して祀られたと伝えられる桜山八幡宮の例祭で、祭神は戦さの神、応神天皇である。
 八幡宮は別表社に列せられ、高山市の宮川以東の北半分の氏神となり、境内には、屋台を常時陳列する高山屋台会館がある。
 秋祭の行事は、10月7日は試楽祭、屋台曳行順の抽選祭、10月9日は本楽祭で社殿で献饌、奉幣のあと浦安舞、大太神楽を奉納する。11台の屋台は、神社正面の記念道路に曳き揃えられ、夜にはいって提灯にあかりを入れて、所定の道順で曳き別れを行う。屋台にゆらめく灯りが江名子川の川面に映って時の流れの戻るかの錯覚さえ感ずる。
 10月10日は、朝から御神幸祭ののち、御分霊を鳳輦(ほうれん)に奉還して氏子の巡幸にうつる。
 巡幸は、榊、獅子闘鶏楽、大太神楽、雅楽、1文字笠の裃姿の警固数百人の行列につづく、台名旗を立てた代車など、時代絵巻を思わせる。
 屋台は、朝から神社境内と記念道路に曳き揃えられ、布袋台からくり人形の妙技に観衆をうならせる。
 屋台は夕刻まで並べられ、氏子巡幸を終えた行列は、還御祭のあと年行司により引払式を行う。

文書・写真:「高山祭の屋台」(社団法人 飛騨高山観光協会)より


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